benten init_storage

目的

  • ローカルストレージパスおよびディスク名を設定します。

概要

  • BENTENのデータ登録は、ローカルストレージ側のデータディレクトリ構造が、そのままリポジトリに反映させる形でデータ登録を行います。
  • リポジトリ側で、複数のローカルストレージからの登録データを独立に扱うため、リポジトリ側でローカルストレージのデータ領域に対応するディレクトリを割り当てます。
  • リポジトリ側でのディレクトリは、以下の形式をとる。

    /[施設名]/[分類名]/[ディスク名]

    例えば BL14B2でのディレクトリ例は以下のようになる。

    /SPring-8/BL14B2/data1

    • この中で、ディスク名 (上記ではdata1)は、リポジトリと独立に対応させるため、ユニークな値を設定します。
  • また、このリポジトリ側のディレクトリは、ローカルストレージ側のディレクトリ(ローカルストレージパスと呼ぶ)の設定を行います。

Warning

事前にログイン認証を行う必要があります。

bentenコマンドを用いたローカルストレージパスとディスク名の設定例

  • 登録データが以下のローカルストーレジに置かれていると仮定します。

    /disk/data1

  • ここで、ローカルストレージパスを/disk/data1、ディスク名を data1 と設定することにします。
  • まず、グループアカウントでログインします (以下では BL14B2アカウントでログイン)
$ benten.py login -u BL14B2
input password: xxxxx
### benten login ###
==> response (output to /xxxxx/.benten/auth_info.json)
--> filename = /xxxxx/.benten/auth_info.json
{
    "access_token":"795b7a0e53e44f00a5b26da7af3ee643",
    "refresh_token":"7a13963f262742b99c30e30e60638c20",
    "expires_in":86400,
    "expires_time":1552257882
}
  • ローカルストレージパスを設定するディレクトリに移動します。
$ cd /disk/data1
  • benten.py init_storageコマンドにより、ローカルストレージパス及びディスク名を設定します。
$ benten.py init_storage
### LocalStorage::init() ###
BENTEN_WORKDIR = /xxxx/.benten
[LocalStorage::authorize] access_token = 795b7a0e53e44f00a5b26da7af3ee643
[Repository::authorize] access_token = 795b7a0e53e44f00a5b26da7af3ee643
### Initialize configurations ###
local_storage_path[default=/disk/data1]:
disk_name[default=data1]:
### configurations parameters ###
local_storage_path      = C:/disk/data1
facility                = SPring-8
class_name              = BL14B2
disk_name               = data1

>> please type 'y' or 'yes' to set parameters :y
==> configuration parameters were updated